いま、白神はこんな様子です!

2015年以前の「白神の今」は→こちら


2019.4.1更新

みんなでツアーご報告


白神マタギ舎では、基本的に一組のお客様に一人のガイドがついて、
個別にオリジナルツアーを企画しています。
でもそれでは、一人のガイドからしか話が聞けない。
マタギ舎のガイドは、それぞれの経験に基づいてガイドしているので、
同じコースでも、かなり違う話をしているはずです(笑)
山を歩いて、目に見えるものからお話するので、
じっくり、マタギのお話などできない事が多いのです。
そこで、複数のガイドが得意分野を担当する宿泊付きツアーを実施しています。
冬から春にかけての「みんなでツアー」ご報告と紹介です。



写真 光治のお話

午前中は、白神マタギ舎の代表
工藤光治のマタギのお話。
半世紀を超えるマタギ暮らしの中から
今日は何の話をしようか・・・?


事務局の工藤茂樹はものづくりの達人。
写真は、伝統的なカンジキ作り。
材料は、山で選び抜かれた木やツル植物。
ものづくりからは技術だけでなく、
さまざまな知恵や知識が学べます。

写真 スギ林
写真 ウサギ穴、人

冬のマタギ舎の行事と言えば
自分たちで育てた大豆でつくる
「目屋豆腐づくり」
たかが、豆腐・・・ですが
美味しいものを食べるのはいつも大変!

夕食は山の物や豆腐づくし、
その日のテーマに合わせて、
もちろん地産地消です。
食事しながら、さまざまな話が飛び交い、
お客様のお話もスタッフの楽しみの一つ。

冬の二日目は、雪山トレッキング。
こちらも、もちろん好評でした。

写真 ウサギジャンプ


企画する度に行程も、山の様子も違い、お客様もみんな違う。
マタギ舎のスタッフとお客様とで作りあげるツアーは、毎回とても充実しています。

次は、春のツアーを企画しています。
2019/5/18,19 マタギ流山菜採りと新緑トレッキング
募集型の宿泊付きツアーです。
山菜採りとは、書いてますが、あくまで採りすぎない。
欲張りな方はご遠慮ください(笑)
マタギ流をご理解くださるお客様の、お問合せ・お申込お待ちしております。

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2019.3.12更新

白神の冬のすてきな景色


今年の冬は、このまま終わるのでしょうか?
2月になってから、ほどんど雪かきした記憶がありません。
この冬の雪の量は、例年の半分あるでしょうか。
短い冬に見つけた、山の宝物をご紹介します。



写真 カメノキ新芽

春を待つオオカメノキの新芽。
なんとも楽しそうに
踊っているようです。
そろそろ、ヤナギやマンサクなど
新芽が伸び出してきました。

バラの花びらのように見えるのは
カラマツの松ぼっくり。
小さくてかわいい上に
雪ぼうしをかぶっていました。

写真 カラマツの松ぼっくり
写真 雪ぐるぐる

ロールケーキのようなぐるぐる巻きが
見えるでしょうか?
暖かく湿り気をおびた雪が
雪面を転んで大きくなって、
平らなところで止まりました。

雪と青空、
なんてったってこれが最高。
白神の山を歩いていて
岩木山が見えれば、さらに良し。
思わず見とれて、一休み!

写真 雪のブナ林


こういう冬らしい景色もそろそろ終わりをつげます。
いつもより早く、雪質が春の残雪に変わってきました。
木々が活動を始め、動物たちも元気になっていきます。
美しい冬の季節が去るのは寂しく、春はもちろん待ち遠しい・・・。

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2019.2.7更新

冬は里山歩きが楽しい!


白神山地は、奥地には道がほとんどありません。
夏でも遺産地域には歩いて入ります。
夏と冬では山への入り口が全く違う。
雪国では家のあるところまでしか除雪しないので、そこが出発地点。
集落のはずれから、カンジキを履いて歩きはじめます。
動物も雪深い奥山より、里山の方が暮らしやすいようで、足跡もよく見られます。



写真 ため池の冬

雪が積もると、
夏には湿地でやぶだらけで
歩きずらい場所も
こんなに広々、気持ちいい!
動物の足跡も見やすいのだけど
エサもないし、敵にから見られるので
あまり出てきません。


スギ林も冬はこんなにキレイ。
花粉症で悪者のように
言われてますが、
人間にも動物にも大切な場所。
なんてったって、日本人は
ずっと杉で建物を作ってきた。
動物にとっては
雪が少なく、敵から見えない隠れ家です。

写真 スギ林
写真 ウサギ穴、人

時には、ウサギの休み場に
出会うことも。
写真の手の先の場所に
ウサギがいたので、
下の雪が固まっていました。
耳だけ出して
外の様子をうかがうそうです。

静かに静かに歩いていたのですが、
それでもウサギの方が
我々に気付き
左上方向に飛んで
逃げて行ってしまいました。
歩幅は1m以上、すごいジャンプ力です。

写真 ウサギジャンプ


冬にみんなでツアーを企画しています。
2019/3/9,10 23,24 豆腐づくりと雪山トレッキング
募集型の宿泊付きツアーです。

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2019.1.8更新

平成31年あけましておめでとうございます


白神マタギ舎では、昨年もすばらしいお客様にお越しいただき、
さまざまな方々に支えられて 良い一年を過ごすことができました。
この場を借りて 御礼申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

先日 青森県立郷土館の企画展「白神のいにしえ」を見に行って来ました。
1/20まで開催です。まだの方は、ぜひどうぞ。



写真 笑顔の土偶 津軽ダム建設に伴う
発掘調査結果の公表です。
段ボール15000箱の中から選ばれた
展示物は見ごたえがありました。
この土偶の笑顔、すてきでしょう
今年おだやかに暮らせますように。

このような複雑な造形の
土偶もたくさんありました。
1万年にわたり、西目屋の地に棲んだ人々。
土器や石器、動物の骨などから
その暮らしぶりがうかがえます。
驚いたことに、食べていたのは
マタギたちと同じようなものでした。

写真 土偶
写真 ヒスイ

こちらは ヒスイの勾玉。
新潟県の糸魚川からきたそうです。
他にも北海道や長野からの交易品も。
どうやって白神の峰々を越えて
行き来していたのでしょう。


こんな顔つきの注口土器もあります。
白神の山々は、8千年前には
今と同じようなブナの森だったという。
縄文の人達も、森の恵みに感謝し、
神さまにお神酒でもあげたのでしょうか。

数千年のはるかな時をこえて、
想像の膨らむ展示会でした。

写真 注口土器


冬にみんなでツアーを企画しています。
2019/1/26,27 2/23,24 3/9,10 3/23,24 豆腐づくりと雪山トレッキング
募集型の宿泊付きツアーです。

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2018.12.13更新

白神にやっと冬が訪れました


ここ数日で、いきなりの寒波ドカ雪、一気に冬将軍がやってきました。
このコーナー「白神の今」といいながら いつも遅ればせの情報で申し訳ないのですが、
少し前の11月のお話から・・・・。
ガイドが落ち着いたら、山小屋や自宅周辺の冬じまい、
お天気のいい日は山歩きなど忙しく過ぎて行きます。



写真 11月の森

11月の森は葉っぱが落ちて見通しがよく、
晴れていれば散策には最高!
でもすぐ冷たい雨も降って・・・。
そんな中写真を撮ったら
なんだか素敵な風景になりました。
こういう一瞬があるから
寒くても出かけたくなります。

木の上には、折れた枝が
たっぷり引っかかっています。
クマがブナの実を食べるため
折ったもので、こちらは特大サイズ。
さぞかし美味しいブナなのでしょう。

写真 木折り
写真 クマの爪跡

その木の幹にはこんな模様があります。
クマが木登りした時につける爪跡。
今年はブナをたくさん食べているので
お腹いっぱい、安心して
そろそろ冬眠を始めたころでしょう。

同じ森でも、雪が降ると
こんな景色になります。
この移りかわりが北国の楽しさです。
冬は寒いし、道路は冬季閉鎖になる、
でもね すっごい綺麗なんです!

写真 雪のブナ林


冬にみんなでツアーを企画しています。
2019/1/19,20 1/26,27 豆腐づくりと雪山トレッキング
募集型の宿泊付きツアーです。

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2018.11.3更新

白神の紅葉シーズンは終わりが近づいています


10月中旬ころから始まる白神山地の紅葉。
この秋は、例年より暖かい日が続き、長く楽しめました。
次々に台風が来たので、枝が折れたり、葉っぱも傷だらけ。
それなのに、どの木も頑張っていました。



写真 ブナ林黄葉

ブナの木は、赤くはならず、
黄色からオレンジに
黄葉(おうよう)します。
夏よりさらに明るい森、
まさに黄金色に輝きます。

川沿いや岩場など、
日当たりの良い場所では、
モミジが紅葉します。
これまた、美しい!

写真 モミジ紅葉
写真 紅葉の山

落葉広葉樹の多い白神山地では
山全体の色が変わり、
どこもかしこも見どころになります。
色とりどりで、まさに錦秋。

そして、雪が降ると紅葉の終わりです。
今年は10/30の夜
標高250mまで雪が降り、
道端はこんな景色に・・・。
葉っぱさん、
今年もおつかれさまでした。

コミネカエデ


11月になると、暗門の滝歩道、白神ラインなど冬季通行止めになります。
これからの季節お越し予定の方は、現地最新情報お確かめください。
現在、冬のツアー、みんなでツアーも企画中です。
またこのコーナーで紹介しますので、よろしくお願いいたします。 

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2018.10.20更新

白神は大荒れだけど豊作、特別な秋を迎えています


先月の台風で白神のマザーツリーが折れてしまいました。
今年は台風や大雨が多く、山の中では、木が倒れる、川の流れが変わるなど大荒れでした。
こういう災害は大変なことですが、数年後のキノコの豊作や森の世代交代など
次につながることもたくさんあります。



写真 元気なマザーツリー

マザーツリーというのは、
津軽峠から歩いて5分で見られる
推定樹齢400年と言われるブナの大木。

白神山地の眺望とともに、
お手軽に見られることもあり、
白神観光の名所になっていました。

こちらは、昨年の健在なときの撮影。

9月6日の台風で上の枝2本が折れました。
数年前から少し弱っていましたが
それは老木なので仕方ないこと・・・。
人が近くに居ない通行止めの時を
ねらったように、誰にも迷惑かけず、
大枝を落としたマザーツリー。

今までたくさんの人を
楽しませてくれてありがとう。
今後も みんなで見守りましょう。

写真 折れたマザーツリー
写真 輝く滝

今年はブナの豊作の年。
マザーツリーも例外でなく、
たくさんの実をつけていました。
本格的豊作は2000年以来久しぶりです。
クマもサルもリスもネズミも
一生懸命ブナの実を食べています。
それでも残る分は、倒れた大木の下で
生き残るかな?


私たちもブナの実を食べながらの
森の散策を楽しんでいます。
こちらは、一つの殻斗に6個も入っていた
大当たりのブナの種。
普通は2個なんです。

写真 タカヘグリ


ブナの他にも今年はいろいろ実だくさん。
たくさんの実をつけたのはドングリ・ツノハシバミ・ツリバナ・コマユミなど。
秋の豊かな実りは、森を華やかに彩り、動物たちの栄養になります。
人間も美味しいブナの実を食べたり、美しい木の実にうっとりしたり、
見る物食べる物が多く、楽しみの多い秋を迎えています。このページのトップへ戻る↑


2018.9.5更新

白神山地は、暑くて激しい雨の夏でした


今日もまだ津軽で気温30度越え、この時期この気温にはびっくり。
そして、ひとたび雨が降れば、激しい大雨で、暗門の滝歩道はすでに5度目の修復です。
そんな中でも、山や沢を歩くお客さまがたくさん来てくださいました。



写真 ガスのブナ林

雨の中を雨具を着こみ
歩き始めた、ブナの森。
徐々に雨はやみ、
霧につつまれた幻想的な
景色に変わりました。
その後すっかり晴れ渡り、
青空も見えてくると
全く違って見えた
森の姿にびっくり。

雨上がりの後、
沢歩きに出かけましたが、
まだ増水気味。
増えた水は勢いも強いので、注意!
水の勢いを読みながら
渡渉(川を渡る)場所をさがします。

写真 大川沢の流れ
写真 つのハシバミ

ツノハシバミの実
和風ヘーゼルナッツと云われ
香ばしいナッツの味ですが、
食べる時には少し注意が・・。
動物たちが大好きな木の実が
熟して食べられるように
なってきました。

日当たりの岩場に生える
コミネカエデの葉が、
一葉だけ色変わりしていました。
他のモミジとはちがう、
鮮やかな薄紅色。
暑かった夏は、早い秋を連れてくるようです。

コミネカエデ


白神山地の紅葉は、10月中旬から後半にかけてがピークです。
11月に入る頃には初雪を迎ます。
今年は季節が早いので、どんな風に秋がやってくることやら・・・。 

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2018.8.5更新

白神山地の小さな花たち


暑中お見舞い申し上げます。
夏休みに白神を訪れるお客様は、30℃越えの気温にびっくりされますが、
夏の盛りにはこんな日もあります。
とはいっても、朝晩は涼しく、今年は寝苦しい夜はありません。

35℃や40℃に手が届くという暑さは、北国の者には想像もつきません。
みなさま、元気に夏をのりきれますよう、ご自愛ください。



写真 サルメンエビネアップ

この花の名前はサルメンエビネ。
おサルさんの真っ赤な顔に見立てて
こんな名前がついたそうです。
でもアップにして見ると
まるで魔女が口から火を吹いているよう。

ランの花はうす暗い森の中に1株2株と
ひっそり咲くものが多いですが
このサルメンエビネはまとまって
20株くらいも咲くことがあります。
山に咲くランの仲間では豪華です。

写真 一面のサルメンエビネ
ヤマサギソウアップ

こちらのランはヤマサギソウ。
小さな地味な花なのですが、
近づいて写真を撮ってみると・・
何に見えます?
ナントカ星人のゆかいなダンス?
この写真を見て
大ファンになりました。

ヤマサギソウの全体はこんな感じ。
花はみどり色で小さくとっても控えめ。
目立たないランの花を見つけると、
宝物みっけ!みたいな気分です。

写真 ヤマサギソウ全体
写真 ダイモンジソウアップ

花の形からとった名前はダイモンジソウ。
写真左上や右下の花を見てください。
5枚の花びらに長短あり、
ちょうど 漢字の”大”の字に
なっているものがあります。

直径1~2cmの小さな花が
いっぱい咲いていると豪華です。
暗門の滝の横など沢沿いの岩場に
一面咲きます。
次から次へ咲いて
夏休み中楽しませてくれます。

写真 ダイモンジソウ全体


山登りというと、早く山頂に着くことが目的になったりします。
白神山地では、遠望を楽しめる場所は少ないので、
白神マタギ舎のツアーでは、ゆっくり森歩き・沢歩きを楽しむことが多いです。
森に暮らす動物や、足元の小さな生き物との出会いを逃さないように。
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2018.7.30更新

白神山地 暗門の滝情報(2018)


2年間、橋などかけなかった暗門の滝歩道ですが、今年は一部整備しました。
暗門の滝の通行情報は毎年違うので、今年(2018)の情報をお伝えします。
歩道入り口で、ヘルメット着用(¥100)と通行届の提出をお願いしております。
ガイドなしでも歩けますが、さまざま危険がありますので、どうぞご安全に・・・。

橋を架けたのは第二(真ん中)の滝までで、さらに上の第一の滝に行くには、
去年同様、川を濡れて歩く沢登りになります。



写真 暗門橋

橋と言ってもこの程度で、
3年前までの手すりもある
広い橋ではありません。
必要最低限だけ整備しているので、
岩の上などもたくさん歩きます。

壊れた歩道は、
このように簡易的に
板を渡しています。
手すりはないので
足を滑らせたら
川まで落ちます。
すれ違いのときは、
譲り合いにご協力ください。

写真 暗門板渡り
写真 落石

数日前に片付けた道路も
すぐこんなに石が落ちてきます。
時には頭より大きい岩が
道の上に転がっていることも・・・・。
歩くときは、音をよく聞き、
斜面の上を注意してください。

40分以上歩いてたどり着く
第三(初め)の滝の前の広場。
休憩したいところですが、
落石が多いので、
このようにロープを張っています。
上から落ちてくるので
ロープの外が安全という訳ではありません。

写真 第三の滝広場


その他、暗門川は白神の中でも増水の早い川です。
雨降りの時には、川の水が急に増え、歩道に水が上がってきます。
無理をせず、早めに引き返す勇気を持って・・・・。

ちなみに、白神マタギ舎では暗門の滝が白神山地を代表する場所とは考えておりません。
白神らしさを体感してもらえるのは、ブナ林とゆるやかな沢歩きです。
こちらをご覧いただき、滝コースご希望の場合は、ご案内しております。
最新の歩道状況は西目屋村役場、白神・観光、散策道情報をご覧ください。 

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2018.7.7更新

白神山地にも夏がやってきます


先日はこちらでも30度近い気温で、扇風機を出しました。
今日はまた冷たい雨がふり、最高気温19度、ストーブをつけたくなりました。
寒暖差が大きいので、体調管理がむずかしいですね。
青森では梅雨末期に雨が続くのはいつものことで、
災害が起こるほどではないのが幸いです。
こんな時だからこそ、せめて明るい映像をご覧ください。



写真 ブナの実

今年はブナの実が豊作のようです。
春にはたくさんの花が咲き、
今はこんなに実が大きくなりました。
少し気になるのは、
実が虫に食われ落ちていることです。
どうか秋には、
動物たちがお腹いっぱい
食べられますように・・・。

大輪のニッコウキスゲが
暗門の滝の脇に咲いています。
白神山地には草原が少ないので
岩場や崖などで見られます。
鮮やかな色は初夏の色です。

写真 ニッコウキスゲ
写真 輝く滝

晴れた日の滝では、
水しぶきが神々しく輝きます。
水は適度なときには
恵みであり、
大きすぎると
災害を引き起こす。
白神の川には
水の神が棲むといいます。

奥の巨大な雪渓から
次々と冷気が噴き出してきます。
まるで舞台のドライアイスのようです。

この景色の中に立った時、
山の神様に感謝しました。

白神山地は、
山の神に守られている・・・。
と目屋マタギたちは信じています。

写真 タカヘグリ


今日は七夕、天に祈らずにはいられません。
どうか人間も動物も、森も川も平和で平穏でありますように・・・。このページのトップへ戻る↑


2018.6.16更新

今年も白神の沢の季節がやってきました


まだまだ水は冷たいのですが、(特に今週は梅雨寒でとても寒いです)
マタギ舎の巡視では、5月後半から沢を歩きます。
太陽にキラキラ輝く川と、
両岸にはまだ雪渓が残る景色・・・。
いい季節になりました。

写真 オシドリ夫婦

春にダム湖のあたりでよく見かけるのが
オシドリの夫婦。
この後♂は子育てには参加しません。
今の季節は♀は一人で子育て、
♂はフラフラしています。
オシドリ夫婦にはならない方がいいカモ?

どう、綺麗でしょ!と言いたげな
シノリガモの♂。
山深くの渓流に行くと、
オシドリよりシノリガモが多くなります。
日本には主に冬に渡ってくるカモですが、
白神の奥では、夏に
少数が繁殖に来ます。

写真 シノリガモ♂
写真 ツチハンミョウ

この美しい虫はツチハンミョウ。
つい触ってみたくなりますが、
忍者も使ったという毒を持ちます。
羽は退化して飛べませんので
見るだけならじっくりどうぞ。
今年は、蚊などの刺す虫も多いようです。
山では長袖長ズボンで肌を守りましょう。
虫除けスプレーなどもあるといいです

暗門の滝歩道が、7/1開通します。

今年はこの第三(初め)の滝まで、
簡易的に整備します。
川を渡る場所に板だけの橋をかけ、
手すりなどの整備は行いません。
雨天時や増水時には通行できません。

落石の危険や増水時の判断など
沢歩きの危なさは変わっていません。
あくまで自己責任で、ご通行ください。

写真 暗門第三の滝


白神山地周辺の道路情報です。
山岳道路のため通行止め場所がたくさんあります。
白神ライン(県道28号線)は、西目屋村からは天狗峠で通行止めです。
マザーツリーはご覧になれますが、十二湖方面への通り抜けはできません。
県道317号線(西目屋二ツ井線)、赤石渓流線も通行できません。 

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2018.5.24更新

雪国の長い春の楽しみ


白神山地は今年もすばらしい新緑の季節を迎えました。
残雪から新緑、そして若葉、ブナの森が青く輝く時です。
毎日の変化に目が離せません。
5,6月は人も少なく、おすすめの季節です。

更新をサボっているうちに季節が進んでしまいました。



写真 ダム新緑

新緑は里から山に上がっていきます。
2年前に完成した津軽ダムは、
雪解け水が入って満水。
春もみじも新緑も言葉を失う美しさです。
5月9日撮影。

山に入ると5月連休ころから
こんなブナの芽吹き。
先月の葉っぱが
翌日こんな風に広がることも。
今では15cmくらいの
若葉になっているところもありますが
まだまだやわらかいですよ~

写真 ブナ若葉
写真 オオカメノキ花

マタギ舎のガイドでオオカメノキ
という名をお聞きになった
お客様は多いことでしょう。
春の芽吹き、この白い花、秋の紅葉、
冬芽と、一年を通じて、
よく解説する(目が離せない)
楽しみ多い木です。

数ある山の花で女王の風格をもつ
シラネアオイ
この花を見ると、紫が高貴な色と
呼ばれるのがわかる気がします。
白神では、まだまだこれからも
高い場所で花を楽しめます。

写真 シラネアオイ


5/30には白神ライン開通で、津軽峠まで車で行けるようになります。
場所によってはまだ残雪があり、早春から初夏までの季節の移りかわりが体感できます。
山の高低差と、雪の恵みが、季節の時間差を生み出しています。
新緑や山菜など、さまざまな恵みが長く楽しめます。
コースには入れていませんが、山菜を採って調理するツアーも実施しています。
(採りすぎを避けるため、お問い合わせいただいた方のみにご案内しております。)このページのトップへ戻る↑


2018.4.29更新

白神山地観光シーズン始まりました!


西目屋村の世界遺産ブナ林散策道が4/25オープンしました。
雪の多い白神では、これから7月までかけて観光地がオープンします。
白神マタギ舎では少人数でその季節ごとにおすすめの場所をご案内いたしますので、
年中お客様をご案内できますがすが、これからが本格シーズンです。



写真 カタクリ

日当たりのいい場所では
一面のカタクリが咲いています。
ここまでくるのに(花が咲くのに)
8年ぐらいかかるそうです。
その一生を思って観察すると
感動ひとしおです。

雪の上でも、ブナが芽吹き始めました。
葉っぱの両側が花で、
右は雌花、左が雄花です。
これが冬眠明けのクマの大好物です。
やわらかそうで、おいしそうでしょ?

写真 ブナ新芽
写真 シウリザクラ新芽

木の芽吹きは時期も色も様々です。
早く芽吹くシウリザクラは特に注目。
ピンクの芽鱗から、赤紫の葉が出て、
黄緑と変化していきます。
桜とはいえ花は全く違って、
夏前に咲きます。

アクアグリーンビレッジの4月24日現在。
白い雪が残っているのはキャンプ場。
ここが、GW中に雪が無くなり、
春もみじになり、新緑に変わります。
早い春の変化はめまぐるしく、
朝と夕方で木の色が変わるくらいで、
見逃さないようゆっくり散策します。

写真 暗門遠景

5/19,20 採りつくさないマタギ流山菜ツアー(募集締切)
季節お薦めの募集型ツアーになります。

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2018.4.2更新

白神の春の始まりは花と鳥から


3月からの高温でみるみる雪が融けて行きます。
里の田んぼや庭の雪があっと言う間になくなりました。
これから次々花が咲き、鳥がさえずり
賑やかな、華やかな最高の季節を迎えます。



写真 青空とヤナギ

山の春は、ヤナギの花芽が
伸びて始まります。
毛皮みたいに柔らかく、
光って見えます。
花が開く?と黄色い
モコモコの猫柳みたいになります。

里の春は畑の脇に咲く
「フクジュソウ」
雪どけすぐ、枯れ草の中から
花を咲かせます。
鮮やかな黄色での
まるで太陽のような輝きです。

写真 フクジュソウ
写真 コガラ

白神では最もよく会える鳥「コガラ」
冬の山でも、少数は越冬していますが、
静かなので気付きません。
暖かくなってくると、
多くの鳥が活動を始め、
にぎやかに鳴きだします。

この鳥の名前は「ウソ」、本名です。
日本で冬を越す鳥で、木の芽などを食べて
暖かくなったら北へ帰ります。
渡り鳥たちも白神で休みながら
それぞれの繁殖地へ向かいます。
鳥たちの音楽に囲まれての
山歩き楽しいですよ~

写真 ウソ


5/19,20 採りつくさないマタギ流山菜ツアー(募集中)
季節お薦めの募集型ツアーになります。
個別のツアーはいつでも受け付けます。 

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2018.3.8更新

乳穂(にお)ヶ滝 氷りました。


西目屋村の冬の見所の一つ、乳穂ヶ滝が見事に結氷しました。

写真 乳穂ヶ滝氷結

落差33mの滝が、
稲を積み上げる乳穂(にお)積みの形に
凍るため、この名がつきました。
滝の結氷を見て、
その年の農作物豊凶を占う神事があり、
江戸時代には弘前城の殿様からも
問い合わせの使者が来たそうです。

横から登って行く歩道があり、
滝の裏側の自然の洞窟内には、
お社が5つあります。
氷の柱に光があたると、
それはもう神々しい姿です。

写真 滝うらの社
写真 滝根元

歩道から手が届く距離に
こんな芸術品が見られます。
以前につながりそうになって落ちた氷も
その土台となって
今は見事に装飾されています。

2月18日の滝氷祭のときは、
氷がつながっていませんでした。
その後2月末から今日まで残っています。
そろそろ気温が上がって、
真ん中に亀裂が入ってきました。
とはいえ氷結は4年ぶりのこと。
今年はいいことありそうですね。

写真 滝2018.3.8


3/31,4/1 豆腐作りと雪山トレッキング
今冬最後のとうふづくりです。
この頃でもまだまだ雪はありますよ~

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2018.2.14更新

みなさまのおかげです


白神マタギ舎が、2月21日に環境省と日本エコツーリズム協会より、
エコツーリズム大賞をいただくことになりました。
2000年に3家族で始めた小さなガイド団体が、ここまでこれたのは
応援してくださった皆様、白神にお越しいただいたお客様方など
たくさんの支えがあったからこそです。
本当にありがとうございました。
これからも 白神の森と「ともに生きる」マタギ舎を、
変わらず続けていきたいと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

写真 青空と雪景色

雪中お見舞い申し上げます。
数年前には青森でも大雪で
とても苦労したことがあります。
津軽地方では今年はありがたいことに、
いつもよりおだやかな雪景色です。
こんな青空の雪景色に出会うと
冬も大好きになります。

雪が積もったばかりの新雪の
フカフカが写真で伝わるでしょうか?
この季節は、小さな木や藪が
すべて雪で埋まってしまいます。
道がわからなくなるのでなく、
どこでも歩ける道になるのが楽しみです。

写真 新雪フカフカ
写真 冬のツアー

冬の森では葉っぱが
落ちて見通しがよくなるので
いろんな発見があります。
マタギは生き物の痕跡を追うのが仕事、
何か見つければ、お客様にご紹介。

これは、秋にブナの木に登った
クマの爪跡。
ブナの木とクマの関係、
人と森のつながりなど
お話もゆっくり聴けるのが
白神マタギ舎ツアーの醍醐味です。

写真 クマの爪跡


みんなでツアー春休み企画です。
3/31,4/1 豆腐作りと雪山トレッキング(募集中)
その頃には、白神の森も少しは春めいているかな・・・・
 

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2018.1.7更新

あけましておめでとうございます


白神マタギ舎の昨年は、お客さまとのすばらしい出会いに恵まれ良い一年でした。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

写真 雪と光

本年も豊かな自然にに守られつつ、
光り輝く一年となりますよう
祈念しております。

戌年で思い出すのは、クマという名の犬。
工藤光治とともに山を歩いた相棒。
東京生まれで誰にも教えられないのに、
ウサギやカモシカ、クマまで追いかける
名マタギ犬でした。

写真 犬のクマ
写真 豆腐作り 豆

目屋のお正月のごちそうは、
手作り豆腐。
それぞれ自分で育てた無農薬大豆を
数日前から水にうるかして(浸けて)
それをミキサーですりつぶします。
写真は毛豆を使っているので
出来上がる豆腐も少し緑色。
黒豆や茶豆で作れば
それぞれ色がつきます。

大鍋で煮て、布でこして、
にがりを入れて型で整形して、
書けば簡単ですが
半日がかりの大仕事です。
途中の試食も楽しみです。

冬のみんなでツアーは
この豆腐作り体験と雪山トレッキングの
企画です。

写真 豆腐一丁


2/24,25 豆腐作りと雪山トレッキング
冬のおすすめツアーです。お問い合わせお待ちしております。

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2017.12.8更新

白神マタギ舎の調査


マタギ舎の仕事は、お客さまをガイドするだけではありません。
巡視や調査なども大切な仕事です。
そこでわかったことも ガイドしながらお話します。
11月初めにも、核心地域に泊りで調査に出かけました。

写真 荷物を背負って

調査では、山のなかでテント泊まりです。
雪も降り出すこの季節は、
あったかい寝袋や着る物で大荷物。
背負子(しょいこ)に荷物を
くくりつけて歩きました。

白神の奥地はほとんど道がないので、
やぶこぎも当たり前です。
写真でとれるくらいなので、
こんなのはたいした藪ではないんです!

どこでも歩けることも
白神の調査では大事です。

写真 藪コギ
写真 エナガ

動物・鳥類・植物など
さまざまな調査をします。
狩猟や採集を生業にしてきたマタギは、
調査員としてもすぐれています。
生き物の気配を感じとるので、
近くで出会えることも・・・。

写真はエナガという小鳥。
かわいいでしょ。

葉っぱのおちた季節は、見通しがきいて、
今まで知らなかった風景に出会います。
誰も行かない場所にあるこの沼には、
いったい いつ人が訪れたのでしょう。

数千年つづく、人の気配のないブナ林、
自由に暮らす動物たち。
この奥深さと豊かさが
世界遺産として評価されました。

写真 赤石の名無し沼


冬にみんなでツアーを企画しています。
1/20,21 豆腐作りと雪山トレッキング(募集中)
 美味しい手作り豆腐づくり体験と、かんじきを使った雪山歩き。
 夜はマタギの話を聞けます。
2/24,25 かんじき履いてマタギ体験(計画中)
 

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2017.11.11更新

白神山地、今年の紅葉も見事でした


少し早くはじまり、10月いっぱい楽しめたいろどりの季節。
今はもう、葉は散り落ちてしまいましたが、
白神山地の紅葉シーズンの写真をお楽しみください。

写真 ブナ黄葉一本

ブナの木は赤ではなく黄色に黄葉します。
とても優しい黄色で、
森は葉っぱのあかりに
照らされたように明るくなります。

黄金色の森を歩く気分は最高です。
紅葉は新緑のように
長い期間楽しむことはできないので、
こんな森歩きのできる日は年に数日。
この日、この森にいられる
幸せを感じます。

写真 遺伝子保存林紅葉散策
写真 コシアブラの白葉

葉を落とす前に、
それぞれ独自の色で着飾る木々。
コシアブラは緑色の葉っぱが、
秋になると少しづつ色が抜けて
薄くなっていきます。
最後は白く透き通る、
格別に美しい紅葉?です。

白神山地では、
眺望を楽しめる場所は限られます。
山頂までブナの森で覆われていることが
多いのです。
数少ない見晴らしのいい場所が
この、ホントの高倉森です。
やさしいオレンジ色の高倉のむこうは、
岩木山です。

写真 高倉森の紅葉


これから、マタギ小屋の片付けや囲いなど、冬の準備にかかります。
冬のツアーなども企画し、決まり次第こちらで紹介いたします。
お楽しみに・・・・。
 

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2017.10.11更新

白神もすっかり秋になりました。


最近毎日のように、白鳥や雁が鳴き交わしながら渡っていきます。
白神でも標高の高いところは色鮮やかに紅葉してきました。
暗門付近のブナ林でも、日々黄色が増えて明るくなってきました。


写真 オオカメノキ

オオカメノキ

紅葉のはじまりは、まんまる葉っぱの
オオカメノキから・・。
この時期、さまざまな変化をみせるので
目が離せません。
写真は真っ赤ですが、
HP表紙のカラフルなのも同じ木なんです。

紅葉の沢景色

ブナの黄色やモミジの赤の葉っぱが、
はらはらと舞いながら川面に落ちます。
水も澄んでくるし、
沢の秋の景色はとても美しいものです。
ただし沢歩きとなると、
水が冷たくて覚悟がいります(笑)

写真 紅葉の沢景色
写真 リンドウ

エゾオヤマリンドウ

秋を代表する花がリンドウです。
花が少なくなってくるこの季節に
あざやかに咲き誇ります。

ニョロニョロ!?

夏降らなかった分なのか、
この秋は長雨が続きます。
雨のあとはキノコがたくさん出てきます。
食べられるキノコも嬉しいけれど、
こんな見るだけでも楽しいキノコも
あるんです。

写真 ニョロニョロキノコ


今年の紅葉はこれからどんどん美しくなっていきます。
白神のガイドシーズンは、11月初めまで。
日ごとに色変わりしていく山を、楽しみに歩きます。
 

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2017.9.12更新

白神の秋は早そうです


9月に入って、空がめっきり秋めいてきました。
こうなると、去ってしまう夏が惜しまれる気がします。


写真 夏のブナ林

こんな青々としたブナ林を見られるのも
あとわずか・・・。
あわいみどり色の森は、
夏でも日の光を透し明るい森です。
これから秋になってくると、
少しずつ黄色が混じりだし、
さらに華やかになっていきます。

今夏は、十二湖も人気がありました。
青池の湖面に、太陽の光が差し込むと
なんと表現すればいいのか・・・
言葉を失う美しさでした。

写真 十二湖
写真 ウメバチソウ

沢沿いの岩場には、
可憐なウメバチソウが咲いています。
ウメのような花も、まんまる蕾も、
ハートの葉っぱもかわいいですよ。

夏の林道端などで目を引く、
派手なクサギの花。
花独特のつよい香りがあります。
ミヤマカラスアゲハ(蝶)も
よく集まってきます。

写真 クサギ花


これから、森のいろどりの季節が始まり、そのあとは冬に向かいます。
秋は、うつりゆく季節の変化に気づけるように、さらにゆっくり山歩きです。
 

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2017.8.15更新

白神山地の生き物たち①


白神山地では、実にさまざまな生物たちが暮らしています。
その中で、最近出会った生き物をご紹介します。


写真 ニホンカモシカ

ニホンカモシカ

ツキノワグマの次に大きい動物。
出会った時は、じっと見つめあいました。
最近白神に進出してきたニホンジカとは
食べ物などが競合するので、大変!
でも崖の上なら負けない、かな?

モリアオガエル

かわいいでしょ?
お母さんガエルは、大きい吸盤を使って
池の上に伸びた木の枝に登り、
泡でつつまれた卵を産み付ける
不思議なカエルです。

写真 モリアオガエル
写真 カケス

カケスの巣立ちヒナ

とってもおしゃべりな鳥で、
ほかの鳥の鳴きまねが得意。
あんまりうるさく騒いで、
タカやテンに襲われることもしばしば。
口は災いの元 !?

キアゲハの幼虫

あざやかな模様は見事ですね。
大人になった姿はアゲハチョウに
そっくりですが、幼虫時代は
こちらの方がずっとカラフル。
食べるのは、セリ科の匂いの強い草です。

写真 キアゲハ幼虫


お客様をガイドしている時には、なかなか動物に出会えません。
動物たちにとって 人間は怖い存在なので、
人の気配を感じると、黙って逃げてしまうのです。
最近の白神では、サルが全く逃げなくなりました。
こうなると次は、エサをねだって、人を攻撃するようになるかもしれません。
動物を見かけたら、決してエサをやらず、静かに見守ってくださいね。
 

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2017.7.28更新

白神の沢


白神は森と沢でできた恵みの森です。
マタギ達は川には水の神様がいると伝えてきました。
人間や動物の飲み水となり、植物を育てる恵みの雨。
一方で、大雨や大雪は山を崩し、生き物の生活を壊す大きすぎる水。
自然の恵みは、山の人だけでなくすべての生き物が受ける恩恵です。
それでいて人の力でどうにもならない恐れ多いもの、だから神様かもしれません。

写真 沢に写る緑

光が透ける緑の森と、澄んだ水の色、
晴れた日の沢歩きは最高です。
白神山地奥地では、これが道になります。

7月初めから
気温30度を超える日がかなりあるのに、
標高300m少しで、この雪渓。
改めて、白神はすごい!!
春からの雨の少なさが
こんな景色を作っています。
ここを通らないと進めない私たちには
難所ですが。

写真 雪渓
写真 フキのコップ

白神の沢は道になったり、
きれいな景観を作ったり、
そして飲み水です。
沢歩きで休憩すると、
足元の水をすくって飲みます。
フキの葉を丸めて
その場でコップを作ります。

時々、こんな可憐なお花が
むかえてくれることがあります。
誰も来ない山奥でひっそりと咲く、
クルマユリ。
まるで宝物を見つけたような気分です。

写真 クルマユリ


2017.6.28更新

緑したたる白神の森


東北も梅雨入りしましたが、例年6月の白神はいいお天気が続きます。
生えそろった木々の緑がそれはそれは美しく、
川の流れも澄んで夏が近いことを知らせます。
ブナなどの落葉広葉樹の森は夏でも明るく、まるでいつまでも新緑のようです。
雪融け水も収まり、キラキラの水を楽しめる沢歩きのシーズンが始まります。


写真 タニウツギ

タニウツギの花
6月に入ると、道路端や川原に
一面ピンクの花があふれます。
この花はワラビ採りに山に入ったり、
沢歩きを始めたりする目印になります。
川の水も濁りが取れて澄んできます。

白神の沢を歩いていると
たくさんの滝に出会えます。
同じ滝もその時の水量によって、
いつも違う顔を見せてくれます。
今は緑とのコントラストが最高!

写真 滝
写真 雲海

早起きして山に登ると
こんな景色に出会えることがあります。
正に雲の上の世界を歩いて行きます。
左の雲の上に頭を出しているのが岩木山。
中央奥に薄く見えるのが八甲田山です。

暗門の滝手前の6/23現在の様子です。
まだまだ雪渓が大きくて、
今は下をくぐるのも危険!!
雪渓が落ちても、かたまりが無くなるまで
まだしばらくかかりそうです。
歩道から雪が消えれば冬季閉鎖解除です。

写真 雪渓


暗門の滝歩道は、通行止め解除になっても、去年同様に橋がありませんので沢歩きの覚悟でお越しください。
 

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2017.5.31更新

みんなでツアーご報告

今年に入って3回のみんなでツアーを企画いたしました。
個人のお客様を募集して、まとめてご案内するという、 今までにはないツアーでした。
おすすめの季節と、ここでの暮らしを感じてもらえればと計画しましたが
途中で変更ばかりで、全く違うメニューになることもありました。


写真 豆腐作り

2月25,26日 豆腐作りと雪山トレッキング
マタギ舎手作り目屋豆腐を楽しみました。
出来上がりはもちろん絶品ですが、
途中の工程やつまみ食いも楽しいです。

4月1,2日 マタギ流雪山トレッキング
マタギ文化や昔の村での暮らしについて
話をゆっくり聞く時間を設けました。
翌日は良く晴れた雪山トレッキング。
たくさんの動物の痕跡と冬ならではの山の景色を堪能しました。

写真 マタギ流雪山トレッキング
写真 タケノコ焼き

5月20,21日 マタギ流山菜採りと沢歩き
朝からマタギの話を聞いて、映像付きで山菜採りのレクチャーを聞きました。
午後は、山を歩いて夕食用の山菜採りに挑戦。
もちろん、来年もいただけるようマタギ流です。
写真は今年初物のネマガリタケを焼いているところ。
山菜づくしの食事とマタギのお話をたっぷり楽しみました。

翌日はあんまり暑くなったので、沢歩きにコース変更ました。
輝く新緑と残雪に皆様大満足の様子でした。
今月の写真はお客様からご提供いただきました。

写真 みんなでツアー大川


これからの季節は、いつも通りのお客様のご希望に沿うツアーを実施します。
5/30には、マザーツリーなどがある津軽峠まで白神ラインが開通します。
皆様のお越しをお待ちしております。
 

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2017.4.27更新

暗門のブナ林散策道オープンしました

白神山地周辺では、GWにやっと一部の道路が冬季閉鎖解除になります。
西目屋村でも、4/25にアクアグリーンビレッジ暗門まで車で行けるようになりました。
今年は残雪が多いので、ブナ林散策道のごく一部のみが開通です。


写真 雪よけ

ブナ林散策道小回りコースの雪よけの様子
写真中央の沢の両側斜面を
関係者10名くらいで階段を作っています。
危険がないよう雪を削ったり、
ロープや案内板も設置しました。
ここはお客様だけでも歩ける場所です。

イワウチワ
雪が融けた場所では、
地面に小さな花が咲き始めました。
一面にピンクの花咲く姿は、可憐です。

写真 イワウチワ
写真 イチリンソウとカタクリ

キクザキイチリンソウ(左)
とカタクリ(右)
白も紫もどちらも美人ですね。
競い合うように咲き誇っていました。

整備が終わった
ブナ林散策道入り口です。
雪どけが進めば、
歩ける範囲を広げていきます。
ガイド付きならこの季節は、
残雪の上をどんどん歩けます。

写真 ブナ林散策道入り口


今年は残雪と新緑を一度に味わえる、贅沢な春をむかえています。
写真だけでなく、できれば皆様に五感で春を感じていただきたいです。
お時間のとれる方は早春の白神、おすすめですよ。
マザーツリーなど、白神ライン中心部の開通は5/30を予定しています。
 

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2017.4.6更新

4月のみんなでツアー

今月のみんなでツアーはお天気にも恵まれ、
お客様のご希望も果たせました。
「マタギの目で、動物の痕跡を見たい」と言われ
その日見たのは・・・。
リスの本物、ツキノワグマは木の上で食べた跡と登った爪跡、
カモシカは足跡と食痕とフン、サルとウサギは食痕と足跡、テン、ネズミの足跡。
ムササビの食痕とフン。
白神の森のたくさんの動物に出会えた気分。
山の神様のお導きでしょうか?


写真 熊棚

木の上がごちゃっとしているのが熊棚。
あそこ(高さ15m)まで登って、
ドングリを食べた跡。

マルバマンサク
周りは雪の斜面なのに
黄色い小さな花が咲いています。
この花を見ると春を感じます。

写真 マンサク
写真 湖面の景色

津軽ダム周辺から湖面を望む
2時間くらい登ると
こんな景色が見えました。

ツアーとは別に
マタギ小屋の雪下ろしに行きました。
いつもより遅い時期でしたが
まだ2mの雪に埋まり、
屋根にも50cmくらい残っていました。

写真 マタギ小屋雪下ろし


「みんなでツアー」の企画も決定いたしました。
5/20,21 「マタギ流山菜採りと新緑トレッキング」 
 →くわしくはこちら

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2017.3.25更新

白神山地はまだまだ雪の中

3月の青森ではまだまだ雪が降り、積もります。
とは言え 日中はプラス気温になり 積もった雪も減り始めます。
春らしいものを山で探してもまだ、土や緑の彩りには会えません。
ニュースで 梅や桜の便りを聞くと 日本は広いなと感じます。
春は待ち遠しいけど、冬の楽しみはあとわずか・・・。


写真 雪山トレッキング

2月終わりに”みんなでツアー”
「マタギのお話と雪山トレッキング」
盛況のうちに終了しました。
急きょ、目屋豆腐作り体験を入れることになったのですが、
試食も含め、「おいしい!美味しい!」
と好評でした。
雪山トレッキングでは、
夏とは全く違う景色、
道具を経験していただけました。
お客様から写真を提供して
いただきました。

まっ白く見えているのは、
凍結しているダム湖で
上に雪が積もっています。
その中に小さい黒い点が
3ヶ所あるのが見えますか?

写真 ダム湖上の雪
写真 湖の上サルたち

右の二つをアップにして見ると、
サルたちが広大な湖の上を歩いています。
警戒するときは、母ザルは子供を背中
またはお腹にくっつけて移動します。
湖の上には他にも動物の足跡が
たくさん残っています。
冬は、生き物の気配を強く感じられる
季節です。

やっと春の花を見つけました。
陽射しの強いヤナギの木の上の方では
花芽が膨らんできました。
フワフワの銀色に輝く毛皮のようなのが
花びらのない花です。
これからは、つぎつぎと春の気配
を見つけるのが楽しみです。

写真 ヤナギ花芽

「みんなでツアー」の企画も決定いたしました。
4/1,2 「マタギのお話と雪山トレッキング」 
5/20,21山菜ツアー →くわしくはこちら
詳細はのちほど、掲載いたします。

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2017.2.11更新

冬の東北、白神山地どんな感じがしますか?
雪がいっぱいで、寒いとか厳しいイメージが浮かぶようですね。
実際、しっかり装備を整えて歩くと 楽しい事がいっぱいです。
雪の柔らかさ、温かさ、すっきりした森の景色、太陽が出た時の美しさ。
とても文章や写真では伝えきれません。


写真 冬の晴天日

雪が降ったばかりの山は、
こんなにフカフカです。
一晩で
50cm積もることもあります。
お日さまがでると
ピカピカ・・・。
曇る日の多い日本海側では、
太陽のありがたみを感じます。

川原をのぞくと、岩の上に新雪がポコポコ。
お菓子みたい! 美味しそうです。
棒でつつきに行ってみたり、
川の水を飲んだり。
夏より水が少ないので、
川を歩けることもあります。

写真 川原の新雪
写真 雪のロールケーキ

こちらは別の日で
気温が上がりました。
雪がしまり
(量が減り固くなる)
歩きやすくなります。
春のような雪質に変わり、
こんな作品が現れました。
この日は特大、
直径1m近くになりました。
雪のロールケーキが二つ
写っているのがわかりますか?

吹雪の時は、
雪かきを終えると昔語りの一日。
薪ストーブにあたりながら、
ゆったり色々話します。
時にはこんな風に、熊の毛皮を背負って。
昔、毛皮は雨具になったり、
シュラフになったりしたそうです。

写真 熊の毛皮を背負って

ここ数年、ダム工事で不確定だった雪山トレッキング
今年からご案内できるようになりました。
もしよろしければ、一度お試しください。
「みんなでツアー」の企画も決定いたしました。
4/1,2雪山トレッキング 5/20,21山菜ツアー
詳細はのちほど、掲載いたします。

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2017.1.8更新

白神の今 1月

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年、マタギ舎では、昨年好評だった「みんなでツアー」を企画します。
第一弾は2月ぐらいに計画いたします。
詳細は後ほどHPでご紹介いたします。


写真 霧氷

霧氷



寒い日、川からの水蒸気が
木について凍結したものです。
朝日が当たるとキラキラと
宝石のようです。
なんとなく、神々しく
めでたい感じがします。

正月の津軽ダム



今年はとても穏やかなお正月で
雪も降らずあたたかでした。
以前の小さい目屋ダムでは
水面が全面結氷したものですが
この暖かさと、面積の広さから、
まだまだ氷結していません。

写真 正月の津軽ダム
写真 クマタカ

クマタカ



今年 日本では、
私たち鳥の年だそうです。
海外まで旅する渡鳥たちには、
鳥インフルエンザが
流行しているようです。
でも、私(クマタカ)など、
年中白神山地から出ない鳥(留鳥)には
あまり影響はないようです。

マガモ



私たちは、夏はシベリアなどで子育てをしてきました。
向こうはあまり寒いので、日本に越冬に来て、今は津軽ダムにいます。
旅の途中で悪い病気にかかり、弱った仲間が日本で倒れてしまうこともあります。
もし弱っているカモや白鳥を見つけたら、
触らず環境省などに届けてください。
鳥にしても人間にしても健康第一、今年も元気で生きたいものです。

写真 マガモこのページのトップへ戻る↑

2016.11.23更新

白神は早い冬を迎えています

今年のガイドは11月で無事終了いたしました。
たくさんのお客様に来ていただき誠にありがとうございました。
ご縁があり、今後もお付き合いさせていただく方もありそうです。
10月にはNPO法人Nature Service さまと推薦パートナー提携をさせていただきました。

写真 冬景色

いつもより早い冬が来ています。
この写真は11/2の津軽峠
この後も何度もしっかり積雪しました。
やっぱり雪はきれい!!
とうとう冬です。

雪の上には動物の足跡が現れています。
もちろん夏にもあるのですが、
わからないだけ。
写真は親指がしっかりわかる
ニホンザルの足跡です。

写真 サルの足跡
写真 ウグイス

葉っぱが落ちると
藪の中も見通しが良くなり
夏場は隠れているウグイスも
この通りまる見え!
間もなく山を下りて
暖かいところへ渡っていくことでしょう。

白神マタギ舎も冬支度します。
小屋の中には雪でつぶれないように
つっかえ棒します。
外の焚火場も解体して
一緒にシートでくるみます。
ブルーシートって見苦しいけど
小屋を雪や水から守ってくれるから、
強い味方なんです。

写真 マタギ小屋このページのトップへ戻る↑

2016.10.29更新

今年も白神の紅葉はすばらしい!

白神山地の紅葉が、今まさに山から下りてきています。
紅葉や黄葉は毎年同じようにきれいな訳ではありません。
その年の夏の暑さと秋の急な冷え込みで鮮やかさが決まるようです。
今年は確かに急に寒くなりました。

写真 津軽ダム湖畔の紅葉 10/19

津軽ダムの紅葉 10月19日現在



ダムの周りはお日さまをたくさん浴びて
美しい景色になります。
津軽ダムは今年10月16日に
竣工式を迎えました。
昭和63年から28年をかけて完成しました。
写真は大川出合いの水質保全2号堰堤です。
左側に見えているのは
途中から水没してる旧道です。

暗門第二の滝紅葉



10月23日現在
紅葉がピークを迎えていますが
膝まで水に浸かる沢歩きが必要なので
見に来る人はわずかです。
寒い季節の沢歩きは装備と山の経験、
知識が必要になります。

写真 暗門第二の滝紅葉 10/23
写真 沢沿いの紅葉

紅葉の沢歩き



この時期の白神の川は想像するより
ずっと冷たいです。
足が冷たくて、痛くなって、
感覚がなくなります。
かなりの覚悟で望めば、
それに見合う美しい紅葉が
お迎えしてくれます。

ブナ林黄葉



この黄金色のブナ林の美しさは
どう表現したらいいのかわかりません。
春から頑張ったありったけのご褒美に、
美しく着飾っているようです。
昔読んだ絵本の世界の中に
入りこんだみたいです。
この後まもなく、色のない世界になるなんて信じられないですね。

写真 ブナ林黄葉 10/19このページのトップへ戻る↑

2016.9.24更新

白神山地核心地域に行ってきました

白神マタギ舎では、核心地域の指定ルートの調査に出かけます。
釣りなど密漁や動植物の調査のために歩きます。

白神奥山には、道がほとんどありません。
沢を源流までさかのぼり、
尾根を越えて次の沢へ下りるのを繰り返します。
昔からのマタギ道をたどれれば、
滝が少なく、低いところを越えて次の沢に下ることができます。
もし、越える場所を間違うと元の川へ戻ることさえあります。
道しるべは一切ありませんから、
自分の力で現在地を把握して何日も歩く、
そんな厳しさと楽しさがあります。
白神の価値は、この原生的な森の広がりです。

写真 滝を歩く

このぐらいの滝はそのまま登ります。
登れない滝は
横の斜面を
木につかまりながら巻きます。

沢の流れが無くなってきました。
ここからどう進むのか考えどころです。
カモシカなどのけもの道を
借りることも多いです。
動物など自然から学ぶのが
マタギの知恵です。

写真 沢の上の道探し
写真 ツキノワグマの寝ころんだ跡

こちらはツキノワグマが食べて、
寝転んだ跡です。
奥山では、人より動物の方が
はるかに多く暮らしています。
クマ、カモシカ、サル、
テン、ウサギなどの痕跡にあえます。

秋になり、木の実が実り、
葉っぱが紅葉してきました。
とってもかわいいトチの実ですが、
落ちる時には大きな音がして、
びっくりすることも・・。

写真 トチの実このページのトップへ戻る↑

※9月29日をもって、HPが完全に移行します。今後とも、よろしくお願いいたします。


2016.8.22更新

ホームページアドレスが変わります

白神マタギ舎のHPが移転しました。
古いアドレスでは見られなくなりますので
新しいHPアドレスをブックマーク登録してください。
それに伴い、お客様の声コーナー新設、問い合わせフォーム復活など
さらに少しずつ進化しております。
時々ご覧になっていただければ幸いです。

写真 沢とオチブノサワ

さて、今年の白神の夏は、
暑い日が 続いております。
人気があったのが 沢歩きです。
奥の滝が「オチブノサワ」です。

ハコネサンショウウオ



沢の中では、
イワナやカジカ、サンショウウオ、
カエルやオタマジャクシ、
他にもたくさんの水生昆虫がいます。
歩いて疲れたら、
浅い流れの石を動かします。
下に隠れている
ハコネサンショウウオを見つけました。

写真 ハコネサンショウウオ
写真 タテヤマウツボ

タテヤマウツボ



夏の沢沿いで咲く、濃紺から紫の花です。
今年は季節が早く、
もうほとんど終わっています。

クマタカ



最近は こんなすごい生き物を
見た お客様もありました。
お食事中だったようで 動きません。
写真は、お客様からご提供いただきました。

写真 クマタカこのページのトップへ戻る↑

2016.7.11更新

暗門の滝情報

昨年まで、誰でも行ける観光地だった暗門の滝ですが、
今年からは整備しない(橋がない)で 自己責任で歩きたい人だけ通行届を出して、入山します。
以前は、スニーカーや時にはサンダルで歩く人もいました。
そもそも歩道の両側は岩壁で、時折落石が落ちている場所を歩きます。
雨が降れば、遊歩道も水没します。
街と同じ格好で観光気分で歩くと怪我も多くなります。
ガイドをする側としては最も危険度が高く、気を使う場所でした。
今季から、危ない場所だから限られた人が 自己責任で 自分の力で歩く 普通の自然に戻りました。
他の白神観光地は世界遺産区域外なので、様々整備できますが、
暗門の滝は、世界遺産の中になりますので、自然のままになるのも当然かもしれません。

写真 暗門川の中を歩く

橋がかけられていないのでこうやって川を渡ります。
水の中を歩いたりもするので普通の靴では滑ります。
私たちは、白神では万能なスパイク地下足袋を履いて歩きます。

元の遊歩道があるところは使いますが、ここも来年はどうなっているやら・・・。
白神マタギ舎では本当に行きたい方のみ、ご相談の上でご案内します。

写真 暗門旧遊歩道を歩く
写真 サンカヨウ

こちらが暗門第一の滝(一番奥)です。
第三(初めの滝)までなら比較的楽にたどり着けます。
ただ、暗門の滝だけが白神ではありません。
ゆっくりブナ林に囲まれて歩いたり、きれいな水の渓流を歩いたり。
他にも、危険が少なく、白神を体感出来る場所もたくさんあります。

梅雨の盛りの今頃はこんな小さな世界に取り込まれることも・・・。
どこまでも歩かなくても、森は足元に広がっています。

写真 樹幹流このページのトップへ戻る↑

2016.6.12更新

「みんなでツアー」ありがとうございました

ご参加、ご連絡くださった方々誠にありがとうございました。
ごく一部のお客様にしか、ご連絡しませんでしたが、
小人数の楽しいツアーができて、マタギ舎一同喜んでおります。
また企画いたしますので、その時もよろしくお願いします。

写真 みんなでツアーお話中

ツアー1日目、事務局小屋で山の地図を見ながらマタギのお話です。
砂子瀬というマタギ集落の暮らし、
クマ撃ちの話から鉱山やダムのことまで、
あっと言う間に時間がすぎました。
その後は山菜料理を楽しみました。

次の日は、ブナ林新緑トレッキング、道なき道を進みます。
山菜の横を歩きながら、昼食分を確保します。
食べられる物は、たくさんあっても必要な分だけいただく。
マタギの精神を実践します。

写真 白神のブナ新緑トレッキング
写真 サンカヨウ

春の山は次々と小さなお花が咲きます。
こちらはサンカヨウという可憐なお花です。
一面に咲く場所も・・・。
そして雨が降るとこの花びらが透明になるのです。


雨の日の散策は嫌ですか?
歩きだしてみると、緑は鮮やかだし、変わったものも見られます。
ブナの幹を流れる 樹幹流・・・いえいえブナのお○っこ?

写真 樹幹流このページのトップへ戻る↑

2016.5.7更新

今さらになりますが、
九州の震災にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。
遠く熊本や福岡から来ていただいたお客様を思い出しながら
みちのくから応援しております。

「春のお仕事」

写真 白神の残雪

マタギ舎では4月末から5月は
とても忙しい季節です。
GW前後にはクマ撃ちに
出かけて行きます。
今年は異常な小雪、
それでも白神山地の稜線付近ではまだまだ雪があります。

上から見ていると、
ブナが山の尾根を駆け上がってくるのが
わかります。
今年は11日間山にこもり、
下山してくるともう新緑がすごいのです。
ブナの木に、やわらかな緑の葉っぱが
あふれてきます。

写真 白神のブナ 新緑
写真 白神 マタギ 薪割

熊うちに出かける前後には、
薪ストーブ用に木を伐り出します。
マタギ舎メンバー自宅では
薪ストーブで暖をとり、
煮たきをしています。
木を切ってすぐでは水分が多く、
いい薪になりません。
二年ぐらい乾かすと
燃え方がよくなります。

みんなで山のブナの木を伐りに
マタギ小屋のそばに行きました。
畑のリンゴや雑木も薪にしますが、
ブナは木肌が美しく、
素晴らしい薪になります。
燃やすのがもったいな~い!

写真 白神 マタギ ブナ薪割このページのトップへ戻る↑

2016.4.16更新

特別な春を迎えています

今年の春は、西目屋村にとっては特別な春です。
数十年かけて作られている津軽ダムが完成します。
津軽ダムの場所には、以前から目屋ダム(昭和35年完成)があり
その底には目屋マタギの里、砂子瀬がありました。
当時目屋ダムの完成で人と物資が流れ込み、
生活がすっかり変わったそうです。

今度の津軽ダムのため
人生2度目の移転をした人もいます。
この津軽ダムで村はどんな風に変わるのか
その大事な時期にさしかかっています。

写真 2016.3.12撮影白神集落

今年、津軽ダム工事は完成し、
新しいダムに水を溜めて検査する試験湛水が始まっています。
水位が上がってきていますが、まだ雪の下になって、はっきり水面は見えません。
砂子瀬や川原平といった集落があった場所も沈みました。
<2016.3.12撮影>

試験湛水でほとんど満水です。この水位は100年に一度の洪水の時だそうです。
この後またずっと水を落として検査します。
ダムの出来るときなんて、なかなか見られません。
<2016.4.14撮影>

写真 2016.4.14撮影白神津軽ダム
写真 白神のキブシ

雪が融けた場所から、つぎつぎと花が咲きだします。
これは林道脇にも多い、キブシです。
黄色い小さな花がたくさんぶら下がっています。

この季節の山歩きの醍醐味が残雪で歩きやすくなること。
そして下りは場所を探しては、シリ滑り。
こんな楽しみは、早春だけです。
今年は雪が早く融けているので、いつまで楽しめるかな・・。

写真 白神トレッキング シリ滑りこのページのトップへ戻る↑

2016.3.7更新

冬のマタギ舎②

今年の冬のマタギ舎の大事なお仕事が、
エコツアーのコースのリニューアルでした。
ホームページのエコツアーコースをリニューアルしました。
皆様からご意見いただければ幸いです。

色々考えていると、やりたいことが出てくるものですね。
今後は、募集型のおすすめツアーも作成したいと思ってます。

写真 勉強会の様子

牧田先生を囲む勉強会?



冬のまったりした時間はとても大切です。
特に今年は、先輩方からいろいろなお話を聞く機会に恵まれています。
お勉強といっても雑談もしながら、あっという間に時間がすぎます。
好きなようにいろいろ聞ける、これが楽しいのかもしれません。
たくさんのことを知っている先輩たちの知恵は、マタギ舎のおおきな財産です。

事務局長 工藤茂樹さんの道具作り



茂樹さんは、道具を作る名人です。
伝統的なものから、自分で考えたものまで。
新雪の上を歩くのにカンジキは欠かせません。
クロモジなど、白神にある木を使って自分の靴のサイズに合わせて手作りします。
道具にふさわしい木などの材料を吟味すること、加工すること、すべてが高等な技術を要します。
これが軽くて、一番歩きやすいのです。
最新のスノーシューでは、白神の急斜面を登るのは難しいです。

写真 カンジキ
写真 走るテン

走るテン



今月はテンの生きている姿に出会いました。
先月は、代表の家でこのテンが襟巻になっていて、数十年たってもきれいなまま使われているのを見ました。
十年と言われるテンの寿命よりもはるかに長い時間です。
生きている動物を、毛皮に・・・、かわいそうですか?
今はそう思う人が多くなり、猟は出来なくなったそうです。
テンを捕らえるのは1年のうちたった2か月。
その時期が最高の毛皮だからです。
その生き物の最高の状態の命を頂くのがマタギの命の生かし方です。

ダム上流 雪景色



テンが走っていたのは、大川。
青森県一の大河岩木川の源流です。
見えている一番奥が秋田県との県境。
手前は新しく水を溜め始めた津軽ダムになります。
一番奥の山の向こうまで目屋マタギの猟場でした。

写真 ダム上流雪景色このページのトップへ戻る↑

2016.2.10更新

冬のマタギ舎①

今年の白神はびっくりするくらい雪が降りません。
「雪かきが楽で助かる」
という人もいますが、山の人は 
「このままじゃ、春が早く来すぎる、夏の水がなくなる・・・」
と不安にもなるのです。

昔の山村や農家では、冬はゆっくり家の中で過ごすことが多かったので
様々な家仕事や楽しみがありました。
子ども達は囲炉裏を囲んで年寄りから昔話をきいたりします。
それにならって、マタギ舎の先輩のお話会を開催しました。


写真 お話し会の様子

代表工藤光治のお話会では
使い込まれた道具の説明から・・・

山に生えている物を使った
手作りの道具が多く、
丈夫に作られているため、
一生ものも多い。
ショイコ(背負子)、
カンジキ(スノーシュー)、
コダシ(細縄を編んで作った袋)、
コナギ (積雪期に使う杖)、
四本爪(アイゼンのような滑り止め)

写真 マタギの道具
写真 テンの毛皮の帽子と襟巻

テンの毛皮で作った帽子と襟巻。
とてもフサフサであったか~い!

お天気のいい日は山歩き。
冬の晴れて冷えた朝に
川霧が発生して木が霧氷に覆われた。

写真 霧氷に覆われた木々このページのトップへ戻る↑

2016.1.7更新

2016 新春

あけましておめでとうございます。
白神マタギ舎を今年もよろしくお願いいたします。

皆様はどんなお正月をお迎えですか?
青森では、年末と言えば、地元を離れている家族が帰省します。
お正月を待たず、大晦日の夜「年越し」と言って御馳走を食べます。
今年は雪も少ないので、くつろいだお正月になっています。

写真 冬の日本猿

あけましておめでとうございます。
今年は私たちの年だそうです。
ニホンジカに負けずに頑張ります!

朝霧がかかって
そこに光があたって
神秘的です。

写真 冬景色
写真 尾太岳

白く輝いているのが
尾太岳(オップダケ)1083m、
神様が棲みそうな森でしょう?

12月から豆腐を作ります。
初めは12月12日、山の神の日。
それから年末には、
丸二日かけて正月用に。
餅つきもしますが、
それは半日ほどで終わります。

写真 手作り豆腐このページのトップへ戻る↑

2015年以前の「白神の今」は→こちら